松代温泉の寿楽苑

たか

2008年02月25日 09:15

寿楽苑は松代の温泉旅館です。
外来入浴 OK なところ。

内風呂は普通のお風呂。
外風呂? は、半露天風呂、というつくり。

外風呂の噴出し口からは無色に近いお湯が出てきて、お風呂の中に注がれて、黄土色ににごっていきました。

温泉のにごり湯は、源泉から湧き出てすぐは無色で、空気に触れて酸化が進むとにごるとか。
そう考えると、新鮮さにありがたみが感じられますね~。

ちなみに、旅館の玄関も、そこからお風呂場までの廊下も、寒いです。
なんて言うか、温度的にも、照明的にも、寒々しかったです・・。

お風呂も、お湯の蛇口はあるけど、水しか出ませんでした。ナンデ!?
そして、外風呂はぬるめの温泉。

内風呂が熱いのが救いというか、ナンというか・・。
でも水道水っぽかったです。

そうそう。
外風呂は、全体が囲まれているのですが、その囲んでいる壁の色が、黄緑色。
これって、なんで???
ナカナカのツワモノがつくったと見えます。

結論。
 すぐ近くの一陽館と違って、人も少なく、目を閉じてじっくりひたるのには最適です。
 一陽館などのような、話し好きなお年寄りの社交場、というより、本気で温泉療養の人の瞑想場という感じを受けました。
 温泉そのものを堪能するにはいい所です。
 ただし、それ以外は全く期待しない方がよいですね。

【信州松代】のとっておき情報で~す で知りました。

山湯里の旅・出湯紀行 にも紹介されています。

地図はこちら
寿楽苑さんの玄関から出たすぐ向かいには、『 黒猫大明神 』 の祠があります。

不吉の代名詞の 黒猫 を祭るという不思議さが、なんだかおもしろい気持ちにさせてくれました。

祠の扉は閉まっていたけど、ガラス?が 1枚抜けていて、そこからちょっと中を拝見してきました。
へー。って感じ。

いましたよ~。 神様、仏様の替わりに、黒猫様が。
おもしろかった。(笑)


『 信州松代】のとっておき情報で~す』 の、「遊学城下町信州松代」 さんによると、
寿楽苑 の 建てられた経緯は、

東京から踊りのお師匠さんとして松代に来ていたときに温泉を掘り当てて、松代で温泉旅館を営むことになり、親交のあった東郷元帥が大事にされていた、黒猫大明神の祠を建てられたそうです。
海軍では黒猫が守り神として大切にされたようです。

だとか。
東郷元帥 のご出陣ですか!
その上、海のない長野県に、海軍の守り神!?
そしてそれを、踊りの師匠が奉っていたと・・・???

身近なところにも、不思議がいっぱいです。(笑)
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